クラシックパス……難度のたかい技法です。
初心者のころは練習こそすれ、実践できるなど考えもしませんでした。
なのに気づけば、乱用するまでになっていました。
ある意味、身についたわけです。
実際、いまではなぜかばれる気がしません。
ばれないとなると、これほど勝手のいい技法もないわけです。
技術が上達したのでしょうか。
というより、技法そのものへの考えがかわった気がします。
いまもクラシックパスを苦手だというひともいれば。
現場でたやすくこなすマジシャンもいます。
もし、両者とも練習しているのなら、
彼らに技術的な差はそこまでないはずなのに。
では、その認識のちがいはどこからくるのでしょう。
クラシックパスを例に、技術の修得・実践について考えてみます。