台本をつくること

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なぜか「どうすれば演技がよくなるでしょう」と、きかれることがあります。
技術もそれなりで、練習もしているのに、なんだか「しっくりこない」というのです。

そんなもの、僕にもわかりません。
けれど、質問されたなりに、気のきいた助言でもしたくなります。 続きを読む

「鉄板ネタ」を演じてはいけない

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ある時期「鉄板ネタ」をしなくなりました。
おもうことがあったからです。

具体的には、アンビシャスカード、フォーク曲げ、
シカゴオープナー、トライアンフ、ラストトリック……そのあたりです。
とくに前者ふたつは徹底しました。

いまは演じもしますが、
いわゆる「鉄板ネタ」「ウケネタ」には、考えることもあります。
それについて書いてみます。

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パフォーマンスのスタイルをつくるには(マジシャンのスタイル論)

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演技者にはスタイルがなければならない

 

マジシャンには、スタイルが不可欠だとおもいます。
文学なら文体、スポーツならフォーム、どんな分野でも、そうなのかもしれません。

なにを考えていても、結局のところ、目にみえるのは形式だけです。
精神は形にして、はじめて表現される、ということでしょう。

おもえば、いままで、自分がパフォーマンスについて考えてきたのは、
「いかに己のスタイルを獲得するか」ということだったのかもしれません。

それなりに苦心してきたなかで、なんとなくわかってきたこともあります。
そうした方法論を、まとめてみようとおもいました。 続きを読む

あべのハルカス美術館「新印象派展」

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あべのハルカス美術館「新印象派展」に、最終日のかけこみをしてきました。
そこそこのにぎわいという感じで、さくさく見物できました。

美術館、それも休日というと、子供の声や、となりの女性に講釈したがる男性。
なぜか「はえー」と、心の声をもらす、昔のお嬢さまがた、といった音声がつきものです。
それらを、頭のなかでシャットアウトしつつ、ときには、ぷんぷんしながらめぐりました。 続きを読む